『チア☆ダン』ep1-2

オダギリジョーが出るからには一定水準かと期待してチェックしてみた。太郎は彼でなくてはできないような役とも思えないし、もともととくに食指が動く題材でもないのだが、家人が喜んで見ているので、三か月つきあうことになりそうだ。

チアダン部の友情物語に太郎や椿山の再生を絡めてストーリーが進むのかな?

楽な道を選び、さらに環境に不平を言うのが、近ごろのノイジーな女性たちのトレンドとお見受けするが、あおい(新木優子)はその正反対の道を行く。視聴者の間では共感を呼ぶのだろうか? それにしても新木嬢は別嬪なり。あと数回ご尊顔を拝みたい。

初回の太郎の「がんばればかり言われるのもきついけど、がんばらなくていいばかり言われるのもしんどい」みたいな台詞には重みがある。ep2の桜沢教頭の「いやなこと言うのはいつも俺の役目か」にも、「え、意外と大人の鑑賞に堪える話になるんかな?」と期待させられた。木下ほうかが演じるからヤな奴と思わせて、実は立場に縛られた苦しさが……みたいな方面も描かれるとしたら深い話になる。

穂香役の箭内夢菜は大河でお姫様役かなんかで見てみたい。

このドラマの一番の苦手要素は主演女優なのだが、「人がやりたいことを笑うな!」の演技には心打たれた。