2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

これからの時代劇など

スカパーでは9月、時代劇専門チャンネルでは10月にオリジナル時代劇『闇の狩人』放送決定!! 堂々3時間の長編で、前後二回に分けるようだ。『鬼平』、『剣客』、『梅安』――池波正太郎の魅力ここに結集! と言われればいやでも期待が高まる。主演は『夜兎の…

『幕末高校生』

ネタバレおよび後半の不機嫌注意 歴史ヲタク時代劇マニア映画ファンははなから相手にしていない企画なのはわかっていたのだから、感想を書くなど大人げないことではあるのだが。まずは、意外とよかった点から。・伊武雅刀のコメディ演技。出番が短かったから…

『吉原裏同心』第5回

今回は、すんでのところで吉原から引き返すことができた少女のお話。宮武美桜ははじめて見たが、つぶらな瞳が時代劇向き。柳沢慎吾はあまり騒がず、悪気はないけどだらしない父親を好演。吉原の住人や客の掟破りはけっして許さないかわり、ほかに手だてがあ…

『MOZU Season 2~幻の翼~』Episode 5

コロー島についてのディスカッション・シーン。「この先に、ロシアの施設があるんですよね」「今は誰も住んでない無人島なんですね」~ですね、~ですよねって、視聴者への説明のための台詞なんだが、脚本も役者の言い回しも、MOZUの世界観に合ってない。し…

『吉原裏同心』第4回

ゲスト女優と会所の男衆の魅力が光る回だった。 番方たちが心中未遂をやらかした男を引っ立て、仙右衛門を先頭に会頭の前に控える様子がなんともいい。甘いもので懐柔される怠慢な奉行もなんともユーモラス。帰る奉行と「ご苦労様です!」と挨拶する番方たち…

『MOZU Season 2~幻の翼~』Episode 3~4

倉木がテロリストをペットボトルで水責めにするやり方は、理にかなってはいるのだが、絵づらでカタルシスを出すには、髪ひっつかんで顔を池に突っ込むやり方のほうがいいのではないか……学校の感想文で書いたら、一発で不合格がつくな、あるいは職員室に呼び…

『軍師官兵衛』第28回『本能寺の変』

苺 パンツの信長だ15 8 2 年 本能寺の変と、受験生が覚えてくれればそれでいい。 本能寺の庭がまさに芋を洗うがごとき混雑ぶり。こんなのは見たことがない。スタッフが、せめて台詞と無関係な部分でがんばろうとしていることがうかがわれる。「生か、死か」…

『55歳からのハローライフ』第5回

――死ぬよりおっかないことは 俺が俺じゃなくなっちまうことだ ――誰が逃げるもんか、逃げてたまるかぁ! のっけから目にしみる美しい緑で、こりゃー対照的に悲惨な現実が出てくるんだろうなと身構えた。 因藤はハローワークに6年も通っている。腰痛持ちは事実…

『吉原裏同心』第3回

おもしろいなー、『汀女と吉原の仲間たち』は!先週は、最後に手を合わせる奥菜恵の美しさ、いじらしさに胸打たれたが、今週は野々すみ花に持っていかれた。一流の交渉人の側面を見せる悪奉行とのやり取り、悲しみと怒りをこめて「悪人にはきっと天罰が当た…

『55歳からのハローライフ』第4回

このドラマの個性を作る大きな要素の一つが清水靖晃の音楽で、かならずしも登場人物によりそった感動をあおるタイプのものではなく、要所要所で異化効果をもたらしている。過去3回は、主人公より識見豊かなアドバイザーが客観的な意見を語ることで、これまた…