2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧
中盤の胆である、主人公の親友の死が描かれる回。 武士もかなわぬ覚悟を決めて一揆を起こした十蔵にくらべ、狭い了見で感情的になる源五がやや見苦しい。脚本の問題なのか、演者の力量の問題なのか……。それでも、刑場で娘を思って身もだえする親友の心を鎮め…
*個人的連絡:Yさん、コメ返しは明日以降になります。 第1話で映像的にかなりおかしかったのが、法定速度でスクーターを走らせる迷惑な依子の後ろに車がぞろぞろという場面だった。今回はなし。主役の安全や道路封鎖の手間を考えれば、あんな滑稽な風景を一…
『残念な夫。』ぬっくんの呑気なナレーションに乗った『奥さまは魔女』のような軽快な出だしはよかったが、途中から「やっぱり」と萎えてしまった。こういう話は深刻さよりユーモアを前面に出さないと幅広い層に受け入れられないと思う。過去のかたよったド…
原作が重松清という時点で苦手なウェットムード全開を予感しながらも、西島秀俊&香川照之コンビが今までと違うかけ合いをするかどうかに惹かれてためしに視聴。予想通りBGMが過剰だった。 昨年不発だった『おやじの背中』をやり直したいのか、TBS? 「お前が…
大河の各種スタッフは他局にくらべてレベルが高いのだから、賞賛すべきところを賞賛すると……いろいろなセット作りに予算も労力も投入されていると感じた。小田村家――この家の夫婦の存在はまったく邪魔でしかないのだが――のこじんまりした家屋も、少年たちが…
めぼしい藤沢周平作品が軒並み映像化されてしまった現在、後釜の第一候補が葉室麟のようである。 源五の顔が過度にアップになったり、のっけから妙に生エロい絡みを見せたり椿の花びらが飛び散ったり、なんだこのなんちゃって唐十郎演出は? 角兵衛の扮装、…
クリスティ&三谷&ルメット版映画ファンとしては、二夜連続楽しい思いをさせてもらった。第一夜は原作をなぞるとのことだったので、こちらは言葉遊び探しをメインに鑑賞。*宮本武蔵は遅れてくるから、乗客「宮本」はたぶん遅れる*執事が読むのが『愛のと…
訪問者さま先日は、たくさんのスターをありがとうございました。時代劇の感想を書いていると、『平清盛』以来ひそかに拝読しているツイッターのアカウント様に引用していただくことが何度かありました。この年末年始の記事について久々に同じことがあり、望…
数年前からわかっちゃいたことだが、お頭老けたなぁ(溜息)。江戸家猫八、蟹江敬三……と櫛の歯が欠けていくのも寂しい。あのスタッフ、キャストが揃ってこそのハイクオリティなので、吉右衛門以外の主演によるリメイクはとても考えられない。今年またこのシ…
『スタジオパークからこんにちは』ゲスト:高橋一生動きや表情もそうだが、この人の特徴は声により強く表れると思った。控えめだが深みがあって、惹きつけられるのだ。子役出身で堀越高校卒だとか。そういう経歴の人にありがちな派手さや調子のよさがなく、…
番宣でさんざん「『風林火山』が好きな奴は見るんじゃねーぞ! 見るんじゃねーぞ!」と念を押していたので、川井憲次の音楽を聴き、一部キャストの顔を見るためだけにチェック。ひとことで言えば、そんなにばかみたいな話ではなかった。ここ数年の大河が、高…