2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧
前回書き忘れこと。新谷妹の部屋に入った人間たちが悪臭に鼻を覆うしぐさをして、視聴者を「げげ、人間様の腐乱死体が転がっているのか?」と恐怖させる場面があったが、妹の死体などはなく、ヤモリかなんかが串刺しになっているだけだった。あんな小型爬虫…
魔界・上海かと思わせる紫煙たなびくキャバレーの場面から、(『MOZU』をのぞくと)民放ではまずお目にかかれない映像美にひたった。この作品世界にもっとも寄与しているのが撮影、照明班なのに、公式HPでちゃんと紹介しないのは失礼だ。すでに『白洲次郎』…
なんでそこまでがんばるかと思った初回の1カット長廻しは、今回は無し。カメラワークで凝りすぎずに、スピーディーなストーリー展開で魅せてくれた。画面の色調のためなのか、生地の質がいいからなのかわからないが、男たちのスーツにずっしりした重みが感じ…
『アウトレイジ』を水で薄めたスピンオフみたい、フジ的な耐えがたさもないけれど、毎週見るほどのもんじゃないな~、今回はオダジョー出ないのか……電源オフにしようかなっと思ったところへ悪徳刑事、伊集院保登場! ちょろっと広島弁しゃべっただけだが、ゲ…
切れ者の同心が、虐げられた者の復讐じみた犯罪を参考に、欲得ずくの犯罪をあばく話。奥まった部屋の場面が多かった前回に比べると、野外や店先の場面が多く、開放的な印象が強い。今回はドーランが気にならなかった。 しょっぱなから男の毛脛を映すのはなん…
まちにまった運動会、きょうははれでした。と書く小学生なみに楽しかった。ハードボイルド・ファンが快哉を叫んだ夜だったろう。『外事警察』から5年ぶりに期待できそうな公安ドラマということで、この半年、地上波の現代もので楽しみにしてきたのはこれだけ…
まずは、『平清盛』で見て以来気になる須田邦裕が登場して嬉しかった。私が見るドラマや映画でしきりに見かける脇役俳優といえば、以前は寺島進だったが、最近は須田氏になった。須田氏のほうが柄がいいかな。前科者や軍人が似合うから、当然武士もはまる(…
清く正しいお話より大人向けの人情話を好む人には、安心してお勧めできる時代劇。『雲霧』リメイクより気に入った。NHK時代劇班と松竹がタッグを組むと、時専チャンネル・松竹コンビの次によい仕事をする。藤沢原作のNHKドラマとしては、知るかぎりでは本作…
贔屓の町田樹選手がSPで首位に立ち、フリーでもPBを出し、地方大会を勝ち抜いて世界選手権初出場にして銀メダル。これをめでたいと言わずして何をめでたいと言うのかという話だが、マスコミはあいかわらず特定スター偏重報道なのが不快。「町田、僅差で銀」…
努力、根性、涙と無縁でヲタク気質のタモリが好きだ。『いいとも』には長らくご無沙汰だったが、タモリにとって一つの最終回ならば、と昼の部は録画して今頃チェック、夜の部はリアルタイムで視聴。今さらながら、多くの芸人が育ち、巣立った番組であること…
なんとオダギリジョーは今季三つものドラマに出るのだとか。映画命(いのち)でやってきた男に何があったのか?? まさか銀行口座の残高が気になってきたとか? この人の場合、金銭や露出増のためだけの仕事を選ぶとも思えないのだが。当地での『リバースエ…
なにも心に引っかからなかった。大河マニア界隈では、最近の『官兵衛』のなかではそこそこという評価が多いようなので、作品の質を心配するよりも、当方の注意力散漫と耄碌を心配したほうがいいかもしれぬ。