『コンフィデンスマンJP』第4話~第6話

終わってみれば3話とも、ダー子たちが騙すつもりだった相手や通りすがりの人が幸せになっていた。

第5話が一番面白かった。なかでも、他局の『プロフェッショナル』のパロディ部分。レギュラー陣の芝居よりスタッフの演出力が前面に出るパートのほうがピリッとした味が出る。金儲けのために息子に無理を強いているかに見えた理事長の真の意図、押しが弱くて世渡りベタに見えた外科医の人格的な欠点。視聴者として視点の転換を迫られる瞬間がスリリングだった。第6話で産廃業者たちのおかげで食堂がうるおう場面でも然り。

ボクちゃんがコケにされたことに気づいて"かなり"虚ろな表情を浮かべる場面が気になる。お人よしなりにダー子とリチャード相手に反撃に出たばかりにトラブル発生みたいな展開はないのだろうか。