『コンフィデンスマンJP』第3話

古沢良太のドラマにしてはワクワクしないのはあいかわらずだが、回を追っておもしろさは増していると感じる。もはやどこからが"ボクちゃんにかけた罠"なのか見極めるのが視聴者のお仕事になっている。絵に感動したからって、あそこまで巨乳美大生に接近すると予想できるものだろうか? 「ピロービジネス」はなかなかきわどいネタで、あいかわらず古沢先生(と組んだスタッフも)よくやるなぁと感心。「ミーツ―運動を茶化すな」とかいって噛みつきそうな方々が静かなのは意外だ。炎上するもしないも演出の上手下手で決まるということだろうか。

ダー子の、というか長澤まさみのインチキ中国金持ちマダムの芝居は愉快だった。

「絵を見るのに必要なのは情報と知識」は一面の真理である。情緒過多な日本の世相をチクっと刺すところは安定の古沢節。来週以降、学校の作文教育にも触れてもらいたい。

トリオが城ケ崎を騙そうとして一度は失敗するから、後半の吸引力が増した。

先週お目見えした近藤がさっそく再登場して笑わせてくれた。

ダー子の眉が"フリーダ・カーロ"になったシーンに気づかず。もうちょっと集中して見ないとダメだなと反省した。来週は『映画マニア』編だとか。映画好きとしてはパロディ探しに励まなければ!