『忠臣蔵の恋~四十八人目の恋』第4回『事件』

浅野内匠頭が刃傷事件を起こして即日切腹を命じられ、きよと十郎左衛門の縁組どころではなくなる。

吉良の造形がなんとも古めかしい単なる嫌な奴だった。大事なのはヒロインの波乱に満ちた生涯なので、吉良がらみの描写はサクサク進むことになりそうだ。
内匠頭は回想以外ではもう登場なしなのか。今井翼は出番は短いながら、質実で神経質すぎるにしても家臣に慕われる殿さまを好演。このレベルで時代劇演技をやれるなら、大河に出てもおかしくないと思わされた。
それにひきかえ、阿久利から漂う"小娘感"がなんとも残念。今回などは、主君がいない状態で、正室がいかに権限を発揮すべきかを示すに絶好なエピソードだったはず。ミムラあたりがやってくれれば、説得力が出たのになぁ。
武井咲さん、表情演技がんばれ! 福士誠治はこれからもっと力量発揮の場面をもらえるのだろう。

全20回とのこと、間延びせずに最終回まで魅了してほしい。