『必殺仕事人2016』

昨今地上波では貴重な痛快娯楽時代劇。スタッフ、キャストとも申し分なく、石原興の演出はあいかわらず冴えているが、跡を継ぐ若手演出家が育っているのかとても心配だ。
結城はレギュラーだから死なない、なんて予想は甘いかなと思っていたら……甘かった。
安田顕はチャンバラできるんだな。悪役やってるときのヤスケンの死んだ目を見ていると、『磯部磯兵衛物語』を実写化した暁には"犬"役をやっていただきたいと思ってしまう。
経師屋の涼次が錐で心臓を突く場面。レントゲンの左下に出る文字は、処した者の名前と月日を示すらしいととちゅうで気がついた。YSK160925は「弥助2016年9月25日」。録画を消してしまったのでうろ覚えだが、最初の殺しのレントゲンはたしかHRI160918。2016年9月18日の的は「堀井」とか「風来坊」とかだったのか。