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『流星ワゴン』第1話

原作が重松清という時点で苦手なウェットムード全開を予感しながらも、西島秀俊香川照之コンビが今までと違うかけ合いをするかどうかに惹かれてためしに視聴。予想通りBGMが過剰だった。

昨年不発だった『おやじの背中』をやり直したいのか、TBS? 「お前がそんなだから嫁がつけあがる」とか、クレーマー主婦を閻魔様より怖がるテレビマンがよく言わせたもんだと妙に感心。動物的直情的でいながら照れ屋でもある忠さんを、あいかわらず巧みに濃い芝居で体現する香川。妻子に気を遣いすぎるいまどきの中年を演じるのが西島。悪くないけど、主人公がのべつまくなし涙ぐんでいる作りはどうも苦手だ。ストーリーより世界観を大切にする映画やWOWOWドラマで、曖昧模糊とした雰囲気を醸し出してこその役者・西島秀俊だと思うのだが、こんなベタなドラマに出たり、なんとかポイズンベリーとかいう少女漫画原作映画に出たり、いったいどうしちゃったんだ?

西島&香川コンビはやはり『ダブルフェイス』がダントツ。次点が『MOZU』。今作の傾向はわかったから、これにておさらば。『MOZU』と言えば、倉木が一雄に会ったら、「妻が出ていくとか息子が暴れるくらいいいじゃないですか。僕は娘を亡くし、妻は死んだ上にバラバラになって――」が始まりそうだ。