『花燃ゆ』第2回『波乱の恋文』

訪問者さま
先日は、たくさんのスターをありがとうございました。
時代劇の感想を書いていると、『平清盛』以来ひそかに拝読しているツイッターのアカウント様に引用していただくことが何度かありました。この年末年始の記事について久々に同じことがあり、望外の喜びでありました。ありがとうございました。

で、タイトルの件。先週と同じなのが、若い女性の出るシーン安定のつまらなさ。朝ドラでやたらマッサンの奥さん持ち上げてるんだから、大河でもそうしなくたっていいじゃん!と思うのはこっちのわがままで、文さんはあくまで主人公なのが辛い。一つだけよかったのは、近年恒例の女の子の木登り趣味が出てこなかったこと。陰気で消極的な文がそんなアスレチックなことをしたらまったく支離滅裂な話になる。そのかわり、厳格なしつけを受けてきた武家の娘が河原で男に声をかけるという無茶ぶりにビックリ。おまけにくんずほぐれつの一歩手前みたいな、さらに無理くりな演出が……。

かたせ梨乃があっさり退場してしまった。小田村が仁先生よろしくびーびー泣くかと思ったら、テンプレの進行がなかったのはすがすがしい。
寿が「学問好きの賢い女」に見えない。演者のせいではない。これまで家事手伝いに熱心ではなかったというだけで、書物に親しむ場面があったわけでなし、優香が言わされる台詞はなんだか平成の婚活に熱心なOLみたいだ。

早くも本編よりおまけの『紀行』のほうがおもしろい困った現象が始まった。"人の庭先を我が物顔で行き来する偉人の船に怒りまくる"松陰を、なぜ伊勢谷友介にやらせない!?