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『吉原裏同心』第6回

無実の罪をきせられた遊女を、神守夫妻たちの奮闘で救う話。

いきなり天紅とは艶っぽいというか生々しい。ああいうことをやって一番いやらしくならないのが徳永えりかもしれない。彼女はもちろんよかったけれど、できればほかの時代劇でもっと出番の多い役をやってほしい。
身代わり屋佐吉が出てくると、画面にはずみが出る。あのケロッとした個性は、毎回拝みたいものだ。

黒谷友香をもっと綺麗に撮れよと思ったが、お職の余裕があるかに見せて、犯行が発覚すると知るや、一気に浮草稼業の不安、怖れ、後輩への妬みを噴出させる芝居は圧巻だった。モデルとかCMとか乗馬稼業のイメージが強い人が、よくあそこまで醜く顔をゆがませる演技をしてみせたものだ。貴重な芝居のチャンスを見事にものにした。

毒をあおごうとする鞆世を止める幹次郎に、死なせてやんなよぉと思わないでもなかった。その後、雛菊に姉さん女郎の真意をあかさないところはよかった。その程度には幹殿も大人なのか。

吉原ものなんだから、もうすこし撮影を工夫すればよいのにと思ってきたが
障子に映る仲睦まじい夫婦の影→夜の吉原の街並み→格子によりかかる薄墨太夫
の流れにはひさびさに満足。とくに、明かりを受けた野々すみ花も室内もぞくっとする美しさであった。
  
来週のゲストは辻本佑樹。『新撰組血風録』で殺陣の実力は証明済みだ。いろんな意味で、幹殿ピ~ンチ!