『軍師官兵衛』第28回『本能寺の変』

苺 パンツの信長だ
15  8   2 年 本能寺の変
と、受験生が覚えてくれればそれでいい。

本能寺の庭がまさに芋を洗うがごとき混雑ぶり。こんなのは見たことがない。スタッフが、せめて台詞と無関係な部分でがんばろうとしていることがうかがわれる。
「生か、死か」といきなりハムレット状態の江口信長。敦盛がなかったことに胸をなでおろした視聴者がやまほどいると思われる。

信長の死を知ってから「ご運が開けましたな」までの岡田君の演技は、ここ数年の主演のなかでは出色。しかし、せっかく役者が腹黒さやIQアップを演じようとしても、その後の脚本が「ぼんくら官兵衛、大事な情報をあちこちでしゃべりまくる」だから、まったく気の毒なかぎり。

来週から脚本の質が上がるとは妄想できないので、『官兵衛』視聴は今回で打ち切り。これから日曜8時は、週末たまりがちな録画の消化にあてることとする。再来年は、全話視聴できるだろうか。
今年の大河は、戦の準備や後片付けの様子を大道具小道具を駆使してていねいに描くところはよかった。水攻めの準備の場面も、予想外に大がかりだった。