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気になる4月スタートドラマ

『MOZU』(TBS)10日21時
昨秋からこれだけは必ず見ると決めている。初回のみ2時間放送とな! すでに撮影は終わっているとのことで、視聴率に左右されてぬるく改悪される心配がない。

ロング・グッドバイ』(NHK)19日21時
渡辺あやにハードボイルドが書けるのか、というかチャンドラーをうまく脚色できるかどうか不明だが、『劒岳 点の記』のように浅野君に長台詞をしゃべらせるという過ちを犯さなければ大丈夫と思われる。演出が堀切園だからハードボイルドのムードたっぷりに撮ってくれるだろう。童顔のキャストがいないだけでも、原作の世界観を大事にしていることがうかがわれる。『平清盛』で無駄遣いされた遠藤憲一が、今度こそちゃんと使ってもらえますように! それにしても、ワンクールに二つもハードボイルドが放映されるとは胸熱である。

『リバースエッジ』(テレビ東京系)18日深夜0:12
岡崎京子の『リバーズ・エッジ』へのオマージュ、というわけでもなさそうだ。小さな探偵社を舞台にした神秘的で不可思議な物語。カルト人気を誇る漫画原作、監督&脚本が大根仁、主演がオダギリジョー。『MOZU』の次に興味深いドラマなのに、田舎だから放映されな~い(怒)。月9とか流さなくていいんで、こういうのをやってほしいのに! ところで月9がごひいきの尾野真千子を主演に据えると知って驚いた。典型的月9なら見る気しないが、かといってなんとかガンボという品のないタイトルもいやだ。下品な『クロコーチ』が好きなくせに不公平と言われそうだが、どーもオノマチにがさつキャラをやらせたがる民放の姿勢が好みでない。坂元脚本のドラマも結局スルーした。

『神谷玄次郎捕物控』(BSプレミアム)4日20時
昨今のドラマ枠で一番駄作率が低いのが、BS金曜時代劇。藤沢周平原作『霧の果て~神谷玄次郎捕物控』を古田求、渡辺善則が脚色。藤沢原作の『風の果て』は陰気な秀作だった。今回も『果て』がついているのがなんだか心強い。なんといっても脚本に古田求が参加しているのが最高! 演出の本木克英のプロフィールを見ると、信用できるんだかできないんだかいまいち疑問だが……。
高橋光臣演じる神谷は自堕落と評判の同心なのに、事件解決の手際はじつにあざやかという設定。『老盗流転』からぐんと成長した姿を楽しみにしている。

『パンドラ~永遠の命~』(WOWOW)27日22時
井上由美子の脚本は、シリーズを追うごとに広げすぎた風呂敷のたたみ方がまずくなっているので、いいかげん終わらせるべきと思っていたのだが、ついに第四弾放送。クローン技術を発見した天才医師を演じるのが堺雅人。『半沢』が足かせになりつつある彼が、本来の知的で繊細な演技をどこまで見せてくれるかには興味がある。今回はにやにやしないで、狂気をまとった役作りかな。助演のオノマチには優秀な助手でもやらせればいいのに、あらすじを読むかぎりは凡人の正義感を体現する役になりそうだ。

再放送『真田太平記』(時代劇専門チャンネル)7日21時
『MOZU』とこれは別格で楽しみだ。今年の大河はあんなにつまんないけど、『徳川家康』と『真田太平記』の再放送でチャラにできそうだ。胸躍る合戦シーンに権謀術数、まっとうに大きな欲を持って生きる男達。これぞ時代劇である(ってまだ見てないのに)。