映画

映画三昧

『ロイヤル・ナイト』(監督:ジュリアン・ジャロルド)エリザベスに思慮がなさすぎ、マーガレットに品がなさすぎで、極私的にはちょっと残念な『ローマの休日』。『ローマ』のオマージュ探しの楽しみは提供している。自分はギターネタしかわからず。ロンド…

『シン・ゴジラ』(総監督:庵野秀明、監督・特技監督:樋口真嗣)

ネタバレあり。 後方に坐った子ゴジラがときおりガサガサモソモソするたびに集中力が遮断されたが、それ以外ではどっぷり庵野の映画の世界にひたれた二時間であった。この手の作品を見るときはメタにおもしろがるだけで終わりがちなヒネコビタ映画ファンには…

『杉原千畝 スギハラチウネ』(チェリン・グラック監督)だらだらメモ

ネタバレあり。シネフィルの「予告から想像するようなお涙ちょうだいじゃない、上出来の諜報ドラマだ!」とのつぶやきに影響されて鑑賞。監督は日本生まれ、日本育ちの日系アメリカ人。父はユダヤ系米国人、母は日系米国人。 ・冒頭からアクションシーンで引…

『劇場版 MOZU』(監督:羽住英一郎)

(ネタバレなし)シーズン2でストーリーが破たんしたので映画はスルーと思っていたが、映画館ならではの轟音と迫力のある絵を楽しむために鑑賞した。土曜の午後だってのに、興行収入二週連続第一位の映画にしちゃ客の入りが50人ぽっちで、田舎で残念。せっか…

『千年の愉楽』(監督:若松孝二)

TVでノーカット放送を視聴。R15+相当扱いだが、扇情的な描写は避けられている。 紀州が生んだ鬼才・中上健次の代表作『千年の愉楽』を、若松孝二が映画化。舞台となったのは、眼下に美しい尾鷲湾を見下ろし、背後には紀州の深い緑が連なり、斜面に建つ趣ある…

『リスボンに誘われて』(ビレ・アウグスト監督)

タイトルから想像するほどお気楽な話ではなかったが、ミステリと老いのとば口に立つ男の再生物語がほどよく混ざったかなり見やすい映画。完全な娯楽路線というよりは文学的といってもいい内容なので、タイトルは原題通りの『リスボンへの夜行列車』のやや硬…

『幕末高校生』

ネタバレおよび後半の不機嫌注意 歴史ヲタク時代劇マニア映画ファンははなから相手にしていない企画なのはわかっていたのだから、感想を書くなど大人げないことではあるのだが。まずは、意外とよかった点から。・伊武雅刀のコメディ演技。出番が短かったから…

『超高速! 参勤交代』

三池版『十三人の刺客』からグロを引いて、人の情けが報われる話とヒロインの華と、さんざんハラハラさせた末の後味のよさを加えたウェルメイドな時代劇。『そこのみにて光輝く』に見られるベストワンを争うような陰影はないが、映画館で楽しい気分を味わい…

『永遠の0』(ネタバレだらけ)

ここ数年の和製戦争映画で秀作と言い切れるのは『太平洋の奇跡』くらいで、あとはイーストウッドが栗林中将を描いた『硫黄島からの手紙』に遠く及ばないものばかりなのがじつに残念。『永遠の0』はひそかに尊敬するミリヲタさんも絶賛していたので期待して…

『ジョーカー・ゲーム』映画化決定!

http://eiga.com/news/20140106/1/う~~むむむ、結城中佐は伊勢谷友介ですか。白洲次郎といい、中佐といい、四十過ぎてからの玉木宏にやってほしかった役をかたっぱしからこの御仁がさらっていくなぁ。連ドラなんぞに出ずに高級イメージ保ってるからこその…

今年の映画

『渾身』(錦織良成監督)隠岐諸島伝統の古典大相撲を描いた作品。一月に見たのでほぼ記憶のかなたになってしまった。おぼろげに印象に残っているのは、豊かなローカル色、主演の青柳翔の茫洋とした魅力、新人監督ではないのにややぎこちない編集。 『探偵は…